
2025.06.17
音響/PA/照明
ポストプロダクション
2025.06.16
株式会社東京サウンド・プロダクション
https://tsp.co.jp/
総務部 菅野 洋志様
当社は映像制作の総合プロダクションです。映像コンテンツの企画・運用・制作・撮影・編集・音響効果・MA(ミキシング)まで、音と映像に関わる業務を幅広く手がけています。近年はテレビ放送だけでなく、配信コンテンツの制作にも力を入れており、多様なメディアに向けた映像制作を行っています。また、キー局内に常駐し、機材レンタルや編集業務などの受託業務も行っています。
当社は都内港区に6拠点の事業所を構えています。そこで、年々増え続ける産業廃棄物について、ひとつは費用面での課題、そしてもうひとつは企業としてのCSRの観点から、より良い運用方法がないかと模索していました。少しでもこの課題解決につながるのではないかと感じたことが、利用のきっかけになりました。
二つのタイミングが重なったことが大きな要因でした。一つは、貴社のDM(A4サイズのリーフレット)を偶然受け取り、通常ならすぐ処分するところを、なぜかデスクに保管していました。おそらく我々総務部というのは、常にアンテナを張っておいて、会社の課題が出た時にそういった引き出しから何かできないかを考える部門なので、そのアンテナに引っかかったんでしょうね。二つ目は、その後、当時の代表がJPPAの前会長でありましてJPPAの会報にも掲載されていた買い取りサービスの情報が入ったんです。「JPPA会員にこういう会社にお世話になっている企業さんが結構いるらしい」という所で代表から気に留めておいてくれと声がかかり、そこからご相談する流れになりました。
一番は柔軟な対応力です。総務部では買取業務の経験がなく、初回は不安だらけでした。総務は自分たちが買う側には立つんですけれども、売る側に立つというのはなかなかナレッジもなければフローもなかったので、当初は経理とも相談していました。回収対象品については、買取可能な機材と、それ以外の有価物(マテリアル)として再資源化が可能なものについても引き取り対応をしていただけたのが非常に助かりました。もし通常の産業廃棄物処理だけで進めていたら、費用も手間もかかっていたと思います。正直、回収のたびに似たような光景が繰り返されるのですが、それでも毎回しっかり対応してもらえて助かっています。
特に印象に残っているのが「突っ張り棒」ですね。こちらとしても価値にはならないと分かっているのですが、事業所側の事情として、その後の産業廃棄物の量を少しでも減らしたいという思いがあり、(再資源化が可能なものについて)キャラバンに目一杯に積み込ませてもらったことがありました。突っ張り棒はその中の一例ですが、そういった柔軟な対応をしていただいたのもありがたかったです。
また、当社の撮影部門ではハイエースを5台運用していて、普段からロケ機材を積み込む作業をしているスタッフがいるんですが、そのスタッフたちも回収作業のときに手伝ってくれて、「詰め込みの技術」を駆使していました。一度、どうしても車に入りきらなかったことがあったんですが、撮影スタッフがガラス部分にクッション代わりのバッグを入れるなど工夫しながら、貴社のスタッフと一緒になってなんとか扉を閉めたんです。あのときの現場の一体感は今でもよく覚えています。
事前見積不要の際、物量の事前確認など依頼できたらと思っていますが、なかなか遠い場所なので依頼しにくいところはあります。当社としては経費節減、御社は増益、これが求めるゴールですが、現場作業をするものとしては、お互いに「楽に済む」ことを希望しています。当社の運用についてご提案いただける点があれば、お待ちしております。